SEIBO LIFE
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SEIBO LIFE

中高_インドボーイズタウン

今から40年以上前の1980年ごろから、インドのボーイズタウンへの支援が始まりました。ボーイズタウンとは、インドのストリートチルドレンと呼ばれる子どもたちを救うために、ジョー・ホーマン氏が創設した福祉施設です。
当時は、路上に寝転がる子どもたちを呼び寄せ、食べ物や衣服を与え、職業訓練をさせ、自立して生活していけるように育てていく施設でした。
ジョー・ホーマン氏は少年たちの里親になってくれる人を募っていました。聖母の英語の先生の繋がりで、その里親の依頼が聖母に来ました。当時の生徒会の生徒さんが立ち上がり、少しずつお金を出し合って1学年で1人の少年の里親になることを決めました。それから今もその支援が続いています。

1学年で1人の少年を支援する輪は少しずつ広がっていったようです。聖母の卒業生や旧職員など本学院に関係の深い人々がボーイズタウンの里親になり、日本から多くの支援がインドに届くようになりました。ボーイズタウンには幾つかの子どもたちの集落ができ、本校からの支援だけで一つの村が運営され「Seibo Boys Town」の看板が掲げられたこともありました。

中学と高校の在校生がオンラインで交流すると聞いて、その様子を見学してきました。40年以上前と比べるとかなり環境も改善され、学校でレベルの高い学習をしているとのことです。しかしネットワークの回線状況が少し悪く、会話が途切れる時もありましたが、生徒たちは身振り手振りを加えて英語で会話を進めておりました。